垣根仕立てで育った庭のぶどうを使って自家製赤ワイン造りに挑戦中です。仕込み2,3,4日目の発酵の様子を記しました。21℃の環境で発酵させているため低温発酵になるのかなと思います。目に見えて勢いよく発酵している間のお世話で愛着が湧いてきました。試飲が楽しみです。
自家製ワイン造りの醍醐味
みなさん こんにちは(=゚ω゚)ノ
前回の記事では『庭のぶどうを収穫して潰して容器に入れる』という一日目の作業の様子をお伝えしました。
今日はその続きで、2,3,4日目の様子を写真いっぱいでお伝えします!
イタリアは真夏。外に出れば35度前後の気温ですが家の中は比較的涼しいです(家の外壁が厚みのあるコンクリート&レンガだからかなぁ)。
発酵容器の保管は台所の貯蔵棚にしました。気温を測ると21℃。
ネットで調べたところ、通常赤ワインはもう少し高めの温度で発酵させるらしいのですが、低温発酵の醸造法もあるとかで我が家は今回そちらの方法で試してみる事にしました。
アルコール発酵2日目
朝起きて恐々と発酵瓶を取り出してみると、お~~(#^^#)大量のブクブクが現在進行形で発生中!!!
ブドウ糖を酵母がアルコールと二酸化炭素に分解している証拠だぁ。
ブドウの皮に付いていた天然酵母がお仕事を始めただけで、こんなに嬉しいとはっ♥
さらに良く観察すると、炭酸ガス(CO2)の発生で固形物が上部に押しやられ、さらに”澱”が底に沈殿し3層に分かれています。
”澱”をアップ
”澱”とはブドウの果皮成分である色素・タンニン・ポリフェノール・タンパク質などが結びついて目に見える結晶になったもの。これらの成分を多く含むほど溜まりやすく重厚なワインになる。
これからしなければならない事は、上部に押しやられた固形物を長く空気中にさらさないよう、1日数回かき混ぜてやること。私は、起床時、お昼、夕食時、寝る前に、瓶を締めてシャカシャカ数回振りました。
そして瓶の蓋を再び開けてラップをかぶせて余計な雑菌が入らないようにしました。蓋を開けるとき、シュッとガスが抜ける音がします(ペットボトルのコーラのキャップを開けた時と似ています)。コレがあるうちは酵母が働いているので発酵を続けてアルコール度数を上げます♪
アルコール発酵3日目
3日目の様子。
昨日より炭酸ガスが大量に出ているのか固形物が液面のかなり上部に押しやられていました!
夜~朝まで放置されていた上部↓
表面が乾き気味…(;’∀’)
”澱”もかなり溜まっています。
発酵の調子は良いみたい!!
かき混ぜて全体が液体に浸かるようにしました。
がんばれがんばれ酵母ちゃん♪
アルコール発酵4日目
4日目。
まだまだ発酵を続けていて3層になっているものの、昨日より勢いが落ち着いた感じです。
果皮を見ると…色が薄くなっている?!
上から見ると、初日は黒っぽかった果皮の色が抜けているのがよく分かり、昨日は分からなかった綺麗なルビー色の液体も露わに!!!
うおぉぉぉ~(; ・`д・´)!
果皮の色が溶けだして赤ワインっぽい。
”澱”は昨日より白っぽく。
この日は発酵が落ち着いたのが残念で、ちょっと寂しい気分の私でした。
試作赤ワイン4日目に試飲
匂いを嗅ぐとアルコールを感じたので、消毒したミニお玉を使ってコップに注ぎ飲んでみました。
今の段階ではぶどうジュースにアルコールがちょぴっと入った感じでまだまだ甘い!
でも飲んだ後しばらくしても口の中には余韻が残り、ワインらしくなっている一面を見る事が出来ました。
これ以降の様子
この記事を書いている今は発酵7日目。少~しだけ炭酸ガスの泡が見られますが、3層に分かれず固形物は液に浸かっている状態です。酵母が大部分のぶどうの甘みを分解し終えたのだと思います。
今夜、夫と味見をしてみて気に入った味になっていなければ砂糖を加えて新たなアルコール発酵を促す予定です。
その様子は後日またアップします。
それではまた~(#^^#)
この続きの記事です
→ブドウの実で自家製ワイン。アルコール発酵終了後から澱(オリ)引きまで
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