それまで放置していたぶどうの木に去年思いがけなく立派な房が数個実ってしまった事に味をしめ、もっとおいしくならないものかと次の実りに向けてお世話することにしました。枝が縦横無尽に走っている為、今回これらを綺麗に整える作業(剪定)をしています。
自家製ワインの思い出
皆さまこんにちは(^^)/
今は2月。
通常なら0度付近を毎日ウロウロする気温が続くミラノなのですが、少し前から最高気温10度を超える快晴が続いてまして、草木が”春が来た?”と勘違いしないかビクビクしているサニーです。
だって、庭の冬用の手入れをまだし終えていないんだもん…。
一応、手入れが終わってホッとしているはぶどうの木の剪定。今日の話題です!
鉢で育てても何年もなかなか立派な実を付けなかったので庭にドンと植えなおし、幹が太くなるまで数年放置していたら去年いきなり沢山の房をつけだしたという、ウチのぶどうの木。
そのブドウで自家製ワインを造ったことがとても楽しく興味深い経験で、今度はきちんと最初から知識を入れた状態でお世話~ワイン造りがしたいのです。
ぶどうの木をチェック
まず最初にしたのは、いままで見てみぬふりをしていた縦横無尽に走る枝です。
うわわわわ~~~(-_-;)
ちなみに、夏の状態↓
裸んぼになるとまがまがしいのね(笑)
そして…2股枝分かれ(木の左側)。
これじゃ根が吸い上げた栄養が分散しすぎて各ぶどうの味も薄くなりますわ。
ぶどう/ワイン農家の方々から深いため息が聞こえてきそうでガクブル
ちなみに、右側も2股いっぱい(-_-;)
さらに、枯れ枝(×印付近)も沢山。
丸を付けたところは新芽で、春以降伸びてくるところ
ほんでもって、虫が入り込んだ痕跡…。
誰が付けたのか主幹に針金が巻き付けてあって、もう錆びてますが、一部をめり込ませたまま成長している。ごめんよ、ぶどうの木(´;ω;`)
いやはや…。本当に放置してたんだって分かってもらえたでしょうか(汗)
切るところ残すところ
ネットでぶどうの木の剪定作業の様子をいくつか見てみたけれど、各農家でやり方が異なっていて正直どれがウチのぶどうの環境に合っているのか変わらなかったため、素人なりに解釈した方法でバサバサ切りました。
気を付けたところ
●2股を無くす
→左右にできる房の数を少なくし、味が濃いブドウを作る為
●強剪定をしない
→強剪定すると(元の大きさよりすごくコンパクトにしてしまう事)、木がビックリして枯れてしまうかもしれないので、主枝は少し長めに残しておく
●枯れ枝は全て切り落とす
●残す新芽は少し多めに残して、芽吹きの成功率をあげる
剪定
〇で囲んだ枝に新芽が2~3こ付いています
主幹の左右始まり付近にあった2股は残しました。太めの枝だし、もし切ってしまうと切り口の治癒が春までに追い付かず樹液が流れ出して木が弱りそうな気がしたからですが、果たしてこれで良いのか悪いのか…。
理想と今後
理想としては、Aの枝から元気な枝が伸びる事。そのまま元気な一本を横倒しにして、そこから伸びる他の新枝をフェンスに沿わせ上方向に伸ばしていけば垣根仕立ての出来上がり。
終わってみると、よく使われる2大剪定法を混ぜた形になりました(長梢/短梢剪定)。
もし今年ぶどうが実らなくても、どうせ夏は日本に帰っていてお世話できないし、そのまま今年は休息年でも良いかなぁなんて考えています。
日本から一足先にイタリアへ帰国するマー君は暑い日に庭に出るの嫌いだし、ましてや庭いじりなんて絶対しないし、期待できそうにありませんもん(;^_^A
さてさて、この剪定結果が春以降にどう出るか…
続きはまた!
チャオチャオ~~~(^◇^)
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