何度か納豆作りをしていますが、毎回中途半端な納豆になります。原因は蒸した大豆の硬さが悪い事と保温温度を一定に保つことができていないこと。分かっているのに成功しません…。今回はオーブンを50度設定+タオル包みで保温してみる事にしました。
納豆作り
我が子を納豆好きにするため、イタリアに居ても離乳食に率先して納豆を混ぜ込んでいた甲斐あって、娘2人とも納豆が大好き。
当時はミラノのアジア食材店で売られていたおかめ納豆が3パック約450円。
十数年経った今では3パック約600円になっているため、『しかたないか』で買えなくなってしまいました。
それに、大きくなった子供たちはペロっと3パック食べてしまうので、もうこりゃ作るしかない!
納豆菌は、冷凍しているおかめ納豆を切り崩して使っています。
もう5回以上作っていますが要領がつかめず、『雰囲気納豆』しか作れていません。
どうしたらええんじゃ!
保温器
納豆を作るには24時間前後、ずっと40~45度程度を保ちながら納豆菌を活発にしてあげる必要があります。
コレが大豆を納豆らしくするのに一番大事なこと!
手作り納豆の成功者ブログ記事を読むと、大抵みなさん発泡スチロールの中にホッカイロや湯たんぽ等を入れて放置していらっしゃるんですが、ウチにはそんなのありません…。
放置で成功するなんて、なんて魅力的な発泡スチロール♪
本音は私も手に入れたいんですが、場所を取るしそれなりのお値段する為、我が家ではオーブンだけが頼りです(>_<)
大豆の硬さ
もう一つ大事なこと。
蒸した(煮た)大豆を手でつぶした時、すぐ割れてしまうくらい柔らかく煮たり蒸したりすると、発酵後は市販品に近い硬さになります。
でもイタリアで売ってある大豆が小粒じゃないからか、圧力鍋で60分圧をかけっ放しでも、なかなか柔らかくなりません(+_+)
今度、既に柔らかい状態で売ってある水煮大豆を使って納豆作りをしてみようかなぁ。
今回の工夫
今まで保温に便利だった”ゆたぽん”。
いろいろ使い過ぎたせいでとうとうダメになってしまったため、今回は今まで以上に温かさを維持ことが難しい…どうしよう。
オーブン50度+保冷バッグ+古しの大判バスタオルでやってみよっか。
では開始!
1日目
・乾燥大豆を一晩水に浸けておく
12時間以上が好ましい
2日目
・大きくなった大豆を沸騰した鍋に入れ、浮き上がってくる薄皮や泡を除いたあと、圧力鍋で蒸す
圧がかかったらトロ火にして60分~。圧が抜けるまで自然冷却
・圧力鍋を自然冷却している間、別の小鍋に湯を沸かし、納豆菌を取り出したり、このあと大豆が触れる容器やスプーンを熱湯消毒しておく
<納豆菌の取り出し方>
私の場合、耐熱容器に納豆1/2パック+熱湯30ml(大さじ2)を入れてぐるぐる沢山混ぜるだけ(乾燥大豆150gを使った場合)
・ラップ(乾燥防止)・キッチンペーパー(水分吸収)を用意し、爪楊枝で空気穴を沢山空けておく
この次がスピード勝負!!!
・超熱々の蒸した大豆+納豆液全てを混ぜ合わせる。全ての大豆に納豆液がいき渡るように!
※ヒートショックと言って、納豆菌が突然の熱さに目覚めるらしい
・それを熱湯消毒した容器に入れる。
★豆が2段以上にならない状態が理想
★容器の蓋を使う場合は空気が入るようにずらしておく
・タオル→保温バッグ→バスタオルで包んで50度設定のオーブンに入れて保温
ずいぶん前に義母から頂いて一度も使っていないタオルを納豆に使う嫁
電気代がもったいなく感じたんで、付けたり消したりしました。
3日目
24時間で発酵終了
>白いのが納豆菌
大豆全体がうっすら白く、納豆菌が繁殖しているようす。匂いは納豆そのもの。
発酵大成功なら、豆の色がもっと白っぽくなってなければならないです。
この時点で本物に近づけなかったことが分かるのでちょっとショック…。
そのまま冷蔵庫で1~2日熟成
4、5日目
ようやく試食~♪
色はあまり変わらないけど、糸引いてます。頼りない糸がね…。
卵かけご飯用の醤油を混ぜていただきました。
熱湯消毒したおかげでアンモニア臭はゼロ。だけど、ちょとっ歯ごたえあるし、もっとネバネバ欲しい…。
感想
今回もまた、市販の納豆とは全然違うモノができました。
納豆チャーハンにしたら娘たちには喜んでバクバク食べたので、なんとか消費出来て万歳。
いや、でもまだあきらめないぞ!
かあさん頑張る(*´ω`)
【改善点】
①大豆を蒸す時間
市販品より硬めにできたので、次回は蒸す時間を増やしてみる
②オーブンを使った保温
就寝時(火事が怖くて)オーブンを切った状態にしたので温度が下がっていたはず。
また、タオルに包んだまま50度設定にしても、納豆まで温度が伝わっていたのか…。これも40度をキープできていなかった原因になったと思う。
ゆたぽんが使えない今、24時間40度キープは難しいなぁ。
今度は炊飯器の保温機能をどうにかして使えないか試してみたいと思います。
それでは、納豆失敗記事に付き合っていただきありがとうございました(;´д`)
チャオチャオ!
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