天然酵母液からパンに使う元種を作りました。材料は強力粉と酵母液の二つ。それでフランスパンを作ったところ、人生初のクープとポコポコ空洞ができて大感激!その時のレシピを載せておきます。天然酵母の敷居がこんなに低かったなんて…なんで今まで試さなかったのか!
冷凍ぶどうの天然酵母液
前回、いろいろトラブルを挟みながらも、無事に天然酵母液を手にしました。
今日はその続き(^◇^)
一応、ここから読み始めた方の為に書いておきますと、今イタリアではドライイースト(パン作りに使う)が品薄状態で、天然酵母がその代わりになるという事を知り、作ってみる事にした次第であります。
酵母液をそのままパン生地に練り込むストレート法という方法もあるようですが、”初心者は元種を作った方がよい”と色々なサイトに書いてあったので、素直に従うことにします。
元種を作る
元種は酵母液+強力粉(全粒粉)で作っていきます。イタリアでは強力粉=TIPO”0″
出来上がった酵母液の重量を測ると250ml。
これを3回に分けて元種を作っていくので、80ml/回って感じかな~。
でも…初心者だし失敗するかも…と、ビビって40ml/回でやっていくことに(酵母液は余っても使い道があるので気にしない!)。
今回、両者の混ぜる割合は1対1。
つまり、酵母液40ml(g)+強力粉40g=80g
熱湯消毒した容器の熱が取れたら、材料を良く混ぜ合わせ、液面上部に輪ゴムをあわせておきます(右の写真)
室内(春)で5時間放置すると、こんなふうに量が2倍になっていました。
おぉ~、私のぶどう酵母が仕事してる♥
これで今日の発酵は終了(ホッ)!
ラップをしてそのまま冷蔵庫で休ませます。
今日使わなかった残りの酵母液も冷蔵庫で保管。
元種作業2・3日目
2日目。
一日目と同じく酵母液40ml(g)+強力粉40g=80gを容器に追加
よーく混ぜ合わせたら輪ゴムを液面上部に移動しておくのを忘れずに!
前日と同様に量が2倍になったら冷蔵庫で休ませ、3日目も同じ作業を繰り返すとこんな感じに↓
80g×3回=240gの元種が出来上がり!
そしてパン作り!
その翌日、待ちに待った天然酵母を使ったパンを作ってみました!
※使う前に良く混ぜ混ぜして分量を取り分けましょう。
使ったレシピはクックパッドから拝借。
※私はモルトパウダーをちょこっと入れてみました。
出来上がりは…
ジャーン
キラッキラッ★
調子に乗ってさらに翌日、全粒粉のパン作り
割れてる(#^^#)
レシピはもちろん、モルトパウダーのおかげもあって、外はパリパリ良い色・中もっちもち~。
そして両方とも、かすかに甘いアルコールの匂いがする!
おもしろーい(*^-^*)
これまで中力粉+ドライイーストで何度もチャレンジしたフランスパン。
クープはただの切れ目、気泡なんて全くできなかったのに、初めての天然酵母パンでその2つが両方とも成功しちゃったもんだから、お気に入りにならないはずがない!
もう、元には戻れないぜ(=゚ω゚)ノ
バイバイ、ドライイースト…
例)元種130gを使ったら、残りの元種が入った容器に酵母液65g+強力粉65g追加して、2倍になるまで室温放置。出来上がったら冷蔵庫2,3日保存可
↑この方法を辞めた記事を書きました。
というワケで、コツが分かった今、いろんなフルーツの天然酵母液を仕込んでいる最中です。
酵母液は飲めるらしく、飲むとお通じが良くなるとか!
飲んで美味しいなら作りすぎても大丈夫よね(笑)
今度は酵母液を飲んでみた感想を書きます。
<おまけ>
全然違う用途なんですけどぉぉ~((+_+))
それではまた(^^)/
チャオチャオ~
Comment
はじめまして。今ちょうど「母の成りすぎた葡萄」を貰って、発酵させたいと思い検索していて貴女のブログにたどり着きました!とても参考になる生地がいっぱいで、しかも詳細に㌘数もアップしてくれているので大変勉強になりました。今年もとても暑く(実質体感40度だわ)、草木も枯れ渇れだけど「葡萄ヤマソービニヨン品種」は強いです
パンもチャレンジしてみます。ピザ/スパ系もお薦め有りましたら、いつかUPしてください。ありがとうございました。
こちらこそ、はじめまして。
ブドウ酵母の記事がまゆみさんのお役に立てたようで嬉しいです!
ブドウの発酵液は香りが強くて幸せな気持ちになりること間違いなしっ(笑)
成功しますように(*^-^*)
体感40度というのは、私が住んでいる地域もそんな感じです。蒸し暑さが無い分、チリチリ肌を刺すような暑さなのに、こちらの人は肌さらしまくり…(^^;凄い
レシピについて、家で調理する頻度はピザよりスパ系の方が断然高いので、そちらの方を近いうちにUPしようかなと思います。
リクエストありがとうございます~。